ソーラーシステムの助成金制度とは、ソーラーシステムの普及を促進することを目的に導入費用の一部を助成する制度のことです。最近では国の助成金制度が2005年に打ち切られたことがありましたが、2009年に復活しています。ただし同年に実施された事業仕分けのなかでソーラーシステムとエコキュートの助成金が打ち切りとなることが決まり、建築業界やソーラーシステムの導入を検討していた方にとっては、助成制度が復活していた矢先のことでしたので、かなりショックな出来事になりました。

しかし翌年には助成金制度は継続されることになりました。今のところ、ソーラーシステムの助成金制度についてはこの先も継続されるのではないかと見られていますが、行政の方針は不安定な面がありますので、またどんなどんでん返しが起こるかは分かりません。2011年以降の制度の継続については何とも言えないといったところでしょう。

ソーラーシステムの助成金制度の概要を平成22年度の制度の上で整理してみますと、助成金額は1kwあたり7万円で、工事金額は特殊工事を除いて1kwあたりの工事金額65万円以内、容量は10kw未満のソーラーシステムが助成金制度の対象とされています。助成金を受けるにはJ-PECに対して郵送による書類提出が2回必要です。1回目は「補助金申込書」を提出して工事着工前に「補助金申込受理決定通知書」を受け取ることが必要です。2回目は設置工事が完了して電力受給が開始されたあとに「補助金交付申請書（兼完了報告書）」を提出して「補助金交付決定通知書」を受け取らなくてはなりません。
計画がある方は慌てず余裕をもって申込手続きができるように、早めに依頼業者を決めて工期を確定できるように進めていったほうが良いでしょう。

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