ソーラーシステムのランニングコストはいくらかかる?
ソーラーシステムのランニングコストとなると、実際に導入したご家庭の実施例をひとつずつ計算するしかありません。なぜなら、さまざまなところで繰り返し言われているように、同じ容量のソーラーシステムを設置しても、立地条件などで発電量は大きく変化するからです。
そのため、ソーラーシステムのランニングコストがいくらかかるかということは明言することはできないというのが現実です。ただ、そう言ってしまうと身も蓋もありませんので、大まかに4人家族の住宅で順調に発電ができたときの一例をシミュレーションしてみましょう。なお、システムの容量は4kwとします。
まず「財団法人 新エネルギー財団」で実施したアンケート調査の結果では、「発電した電力のうち、約60%が余剰電力」という結果が出ています。これを頭に置いておきましょう。
またご存知の通り、2009年11月1日からは、今までkwh当たり約24円だった買取価格が2倍の48円になりましたので、売電単価は48円で計算し、買電単価は便宜上23円とします。
実際に発電量を予測計算するには、システムの定格「kW]×日照係数×方位・傾斜角係数などといった式を立てて計算する必要があるのですが、ソーラーシステムの1ヶ月の発電量は、好条件で設置できていると仮定しますが、定格発電容量の90%程度が一応の目安になります。たとえば4kWシステムなら、1ヶ月の発電量は約360kWhとなる訳です。
そこで、余剰電力の売電収入ですが、
・4kw×90%=360kwh
↓
・360kWh×60%×48円=10,368円
という計算式が成り立ちます。
次に、利用した電気料金のうち、太陽光発電による節約分は、
・360kWh×40%×23円=3,312円
という式になります。
実際利用した電気料金を280kwhとすると
・280kwh×23円=6,440円
となり
この月のランニングコストは
・10368-6440+3312=7,240円
ということで、プラスの7,240円となりました。
ソーラーシステムのランニングコストを考える際に参考にしてください。
もちろん、毎月7000円程度のプラス差益が出るような例は少なく、天候不順が続いて、たまたま日中の在宅時間が長かったなど、不利な条件が重なれば、マイナスの月も出てくる訳です。ただし4kw以上のソーラーシステムであれば、光熱費ゼロというのは実現可能ですし、年間ベースではプラスとなる可能性は十分あります。
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