ソーラーシステムで電気代はどれぐらい節約できるかは、天候や立地条件、それとソーラーシステムの容量の大きさによって全く変わってきます。たとえば4kw程度のソーラーシステムであれば、節約どころか売電の効果でプラスになる月もかなりでてくるはずです。そこまでの売電効果を望んでいなくて、本当に節約程度で良ければ、3kw前後の小さなプランで検討しても良いでしょう。システムを搭載するとかならず発電はしますので、その分は確実に節約ができることになります。

ソーラーシステムの1ヶ月の発電量は定格発電容量の90％（あくまでおおよそですが）程度と言われていて、3kWシステムなら1ヶ月の発電量は約270kWh、4kWシステムなら1ヶ月の発電量は約360kWhという数字が単純計算ででてきます。これは南に面した30°勾配の屋根にソーラーパネルを設置している想定です（つまり太陽光パネルとしては理想的な設置条件で設置しているということ）。これより設置条件が悪くなると90％という数字も変化します。それでも、この数字を頭に置きながら、毎月届く自宅の検針票の数字と見くらべてみると、大体どのぐらい節約できそうか見えてくると思います。

もし、どうしても毎月決まった額を節約したいということであれば、ソーラーシステムはあまりおすすめでるものではありません。というのは、繰り返しますがソーラーシステムの発電量は、生活スタイルや気象条件にも左右されますし、最終的に設置してみないと分からないということがあるからです。導入当時は陽当たりが良くて順調に発電していたのに、不幸にも隣地の高層建築物が建設されて、発電量が変わってしまうなどということもあながちあり得ないことではないからです。ソーラーシステムで節約するという場合は、そうした不確定なことがおこるかも知れないということも理解した上で検討してみる必要はあるでしょう。

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